アレルギー対策用キャットフード

猫に最適なアレルギー対策用キャットフードを選ぶには、まずアレルギーについて理解する必要があります。
よって、まずはアレルギーの概要についてお教えします。

アレルギーとは

体に無害な、あるいは害の少ない異物に対してなぜか過剰に免疫反応が起こってしまう状態をアレルギーといいます。
アレルギーはそのメカニズムからⅠ~Ⅳ型までの四つのタイプに分類されており、一般的にアレルギーとして知られているものの多くはⅠ型アレルギーのことをいいます。
Ⅰ型アレルギーには、主にアレルゲンが侵入してから発症するまでの時間がとても短い(通常なら十五分くらい)という大きな特徴があります。

アレルゲンの種類

アレルギー性疾患は、そのアレルゲンによって様々な種類があり、例えば、ノミがアレルゲンならばノミアレルギー性皮膚炎、食物がアレルゲンならば食物アレルギーとなります。
アレルゲンのはっきりしているこれらの疾患ではアレルゲンを取り除くことで症状が改善しますが、いつでもこのように原因がはっきりわかるとは限らず、アトピー性皮膚炎のようにアレルゲンがはっきり特定できない場合もあります。
アレルギーの概要についてご理解いただけたでしょうか?
では、アレルギー対策用のキャットフードについてお教えしたいと思います。

食物アレルゲンを持っている

アレルギー対策用キャットフードが有効な疾患は主に、食物アレルギーとアトピー性皮膚炎の場合になります。
この場合、治療法としてアレルギー対策用キャットフードが用いられており、現在使用されているものには大きく分けて以下の二種類があります。

1.新奇タンパク質を材料とするフード

新奇タンパク質とは過去に食べたことのない食物性タンパク質のことをいいます。
食物アレルゲンとなる物質は過去に食べたことのある食物の中のタンパク質が多いとされており、現在では日常的に食べる可能性が低い、ラム、ダック、ナマズ、カンガルーなどを原料とするフードが発売されています。
(参考文献)ラム肉使用のキャットフード

2.加水分解タンパク質を材料とするフード

肉、魚、卵、乳製品などはほとんどタンパク質からできています。
タンパク質は体内で分解されると最終的にはアミノ酸になり、このアミノ酸が複数集まった物をペプチドといいます。
食物アレルギーの多くは比較的たくさんのアミノ酸が集まったペプチドがアレルゲンとして認識されるため起こると考えられています。
タンパク質を人工的に加水分解し、より少数のアミノ酸が集まったペプチドの状態まで分解し、その分解したペプチドを材料とすることで、体内に取り込んでもアレルゲンと認識されにくくしたのが加水分解タンパク質のフードとなります。

ご理解いただけたでしょうか?少しでも猫ちゃんの状態がおかしいときには早めに動物病院に行ってあげてくださいね!!
上記のほかにも市販のキャットフードに含まれている添加物が合わなくてアレルギーが起こることもあります。
愛猫の健康を考えると無添加のキャットフードの方が安心できるでしょう。
(参考文献)キャットフードアレルギーの治し方